電通事件の背景
今回もメディアサーカスが展開されていますが、ニュースバリューの高い事件が起きると、感傷的扇動的な情報の氾濫と言論統制が世間を支配し、真実が後退してしまうというのが日本の特徴ではないかと思います。 まず、電通事件の背景にある日本の労働法について、知っておくことがいいと思います...
うつ病自殺と厚労省のマーケティング
うつ病自殺をめぐる報道のストーリーはいつも同じですが、背景には厚労省のマーケティングがあります。 例えば、厚労省のサイトにアクセスし、「働き方・休み方改善ポータルサイト」を開くと下段に「あかるい職場応援団」がでてきます。 真っ先にでてくるのが「NOパワハラ」...
電通事件と新型うつ
電通事件が出たばかりのころ、「100時間くらいの残業で過労死は情けない」という発言が非難され、関係者が謝罪しましたが、子供をたくさん持った昔のお母さんは、みんな過労死してもいいくらい働いていたと思います。 こういう事件が起きると、断片的な情報に基づいて、単純で感傷的な方向に...
LGBT
ときどきLGBTに関する報道が行われています。 LGBTを差別することはよくないですが、それを正常な存在として受け入れるところに異常さを感じます。 20年前にダイアナが事故で死亡したとき、英国民の多くが嘆き悲しみました。...
いじめ狩り
子供の自殺があると、最近では学校におけるいじめの有無の確認に走ります。 家庭のなかで、両親から温かく優しく包まれた子供はそう簡単に自殺なんかしません。 世の中全体が、問題が起きると他責に走る、いわゆる新型うつ病の傾向を示しています。
言葉狩り
多くを述べる必要はないでしょう。 最近は海外で、言葉の使い方をめぐって批判非難が繰り返されています。 日本では被差別部落問題から始まったと言えるものですが、障害者をめぐる言葉狩りをみると、同じ言葉でも英語では通用している例も多いので、障害に関する言葉狩りは、日本で先鋭化した...